企業を考えるその1 資本主義社会における企業というものを考えていくとき、企業とは利益を追求するためのものであると考える人がほとんどです。 というのは商法上、「企業とは継続的・計画的に同種の経済活動を行う独立の主体」とされており、この経済活動がなければ企業ではありません。 また、営利企業は企業活動によって得た利益を構成員である出資者に分配することを目的としたものという仕組みの上になりたっていますので、利益追求こそが主目的と考えられやすいのです。 だからといって、企業自体がこれだけでなりたっていると考えるのには少し無理があります。 というのは、利益追求を第1とすることは企業自体の持つ存在価値を著しく損なうことになるからです。 たとえば、あなたがコンビニエンスストアーに入ったことを考えてみてください。 あなたがそこで買い物をする場合、そこに置かれている商品一つ一つには存在意義があり、それがあなたの購入目的と一致したときに買い物が成立します。 いくら安い商品が目の前にあって、安いということがあなたにどんなに利益になったとしても、その商品に存在意義がないもしくは薄い場合は買い物は成立しません。 利益追求を第1とするとき、もっとも犠牲にされるのが企業自体の存在意義です。 結果、存在の希薄な企業は利益どころか存続も難しい状態となっていくのです。 あなたの会社はどのような会社ですか? 《新約聖書 マタイの福音書 5:13》 あなたがたは、地の塩です。もし塩が塩けをなくしたら、何によって塩けをつけるのでしょう。もう何の役にも立たず、外に捨てられて、人々に踏みつけられるだけです。 あなたの本当の役割を見つけてみて下さい。 --*--*--*--*--*--*--*--*--*--*-- 紹介ページ登録用パスワードは「*********」です。 |